こんにちは、世田谷校の遠藤です。
最近、ストリーミングサービスにより、
家でも映画が簡単に見れるようになりましたね。
家での映画鑑賞が趣味になっている人もいるのではないでしょうか。
ところで、この映画ですが、誰が発明したものかご存じですか?
実は、あのエジソンが先駆者なんです!
白熱電球の発明で有名ですね。
映画の原型ともいえる「キネトスコープ」の映写機を発明しています。
![六甲オルゴールミュージアム「キネトスコープ 」が体験できる企画展示を実施~日本最初の映画上映のスタイルを期間限定で体験|阪神電気鉄道株式会社のプレスリリース](https://www.atpress.ne.jp/releases/143895/img_143895_2.jpg)
キネトスコープという映写機を発明しました。
これは穴を覗き見ることで見れるタイプの映画でした。
そのため、1人でしか鑑賞できないという欠点がありました。
現在、主流となっているスクリーン型の映画の元は、
その後に発明されたリュミエール兄弟のシネマトグラフというものです。
そのため、彼らの方が「映画の発明者」として有名になってしまいました。
しかし、世界初の映写機を発明したのは紛れもなくエジソンであり、
奇しくも昨今は、映画館に取って代わり、キネトスコープのように
”1人で見る”タブレット・スマートフォンによる鑑賞方法が普及しています。
![動画配信サービス「青山シアター」は邦画好きにおすすめ! - イチオシ](https://dtbwp9kfigt3n.cloudfront.net/img-a/auto/auto/aa/gm/article/4/7/6/5/7/9/201809041645/movie_man.jpg)
ディズニーも最近、劇場公開を予定していた『ムーラン』をストリーミングで配信しました。
そんな理由もあって、
個人的にはエジソンこそが映画の第一人者だと思っています。
彼の原動力はなんだろう?
なぜこんな話をしたかというと、
先日、ある生徒さんが持ってきてくれたものが、
私が小中学生の頃にやっていたことを思い出させてくれたからです。
中学1年生のYくんは、
まだまだ小学生の面影が残る小柄でおっとりとした男の子。
勉強は真面目に取り組んでくれていて、
思慮深さがある一方、
ゆっくりしていて全体の要領がまだ掴めていないため、
学校の単元テストでは思うように点数がとれません。
そんな彼が原動力としているものは何だろうか?
夏期講習の前に私はそう思い、そのままの疑問をぶつけてみました。
「Yくんは、今、何のために勉強しているんだろう?」
「うーん、学校で良い成績を取るためかなぁ。」
「なぜ学校でいい成績を取りたいんだろう?」
「学力の高い学校へ行って、安定した仕事に着くためかなぁ。」
「Yくんはどんな仕事をしたいの?」
「うーん、お父さんがお医者さんだし、お医者さんの仕事もいいかなぁ。
あっ、でもそれがだめだったら水族館で働くのもいいかなぁ。」
具体的な職業は出てくるものの、まだまだ心の内からそうなりたい、
というヴィジョンは描けていないようでした。
彼に何か考えるきっかけを与えられないかと考え、
小説家であり医師でもある知念実希人さんの
『ひとつむぎの手』という本を渡しました。
「夏休みに読んでごらん」とだけ声をかけ、
その後を彼に任せてみました。
Yくんの変化
そして、夏期講習前半、その本を読んでみたか尋ねると、
「読みました!!
お医者さんはなんか大変そうで僕に向いてないなって読んでいて思いました。
それで、僕がなりたいのはこういう仕事じゃないかなって。」
「そっか。確かに、とても重要な分、大変な職業だよね。
そうすると、水族館で働きたいっていう思いの方が今は強いのかな?」
すると、予想していた返答とは違う感想が返ってきたのです。
「なんかそれも何となく思ってただけで、今はそんなでもないです。
でも、最近、アイデアグッズとか発明するのが面白そうだなって思ってます。」
「それは面白そうだね!どうしてそう思うようになったの?」
「100円ショップとかって、そんなにお金がかかってないのに、
いろんな商品が作られてるじゃないですか。
皆にほしいと思ってもらえる商品を作るのって面白そうだなって思ったんです。」
「そっか!それは面白そうだね。Yくんにもいくつかアイデアがあったりする?」
「あります❗️」
「じゃ、夏休み期間中に10個アイデアを考えて持ってきてくれるかな?」
「わかりました!」
こんなやりとりになり、私は内心ワクワクしていました。
医者になりたいと言っていたときの彼と比べて、
とても生き生きと自発的に語っているYくんがそこにいたからです。
それから日が経ち、お盆休みを挟んで2週間したある日のことです。
普段は自分から声をかけてくることが珍しいYくんですが、
「先生!アイデアは10個、考えたんですが、
まだイメージが描けてないのでもう少し待っててください‼」
そんなうれしい進捗報告を聞くこともできました。
勉強以外で認められる場所
その後、夏休みが明け、通常授業が始まりました。
そしてついに、Yくんが持ってきてくれました‼
![](https://www.1freewill.com/wp-content/uploads/2020/09/IMG_0138-500x374.jpg)
![](https://www.1freewill.com/wp-content/uploads/2020/09/IMG_0139-500x374.jpg)
![](https://www.1freewill.com/wp-content/uploads/2020/09/IMG_0141-500x374.jpg)
最後のアイデアはとてもユニークで思わず花丸をあげました✨
丁寧に図解されていて、Yくんが楽しく創作していたことがよくわかります。
これを見て、私はふと、子どものころ家で一人留守番をしている時に、
考えたアイデアを無心にノートに書き留めていた自分を思い出しました。
ちょうど将来、エジソンのような発明家になることを夢見ていたときのことです。
何かを創作する時、私は自ずと何かを調べ、想像力を働かせ、
自分の世界が広がっていくことに喜びを感じていました。
それを家族や友人に共有して「すごいね‼」と反応をもらえるたびに、
もっと良いものを作りたいとやる気になっていたことも思い出しました。
Yくんへの提案
「すごいね!特にこの『木振り機』と『土ふわ機』の組み合わせが最高!
セットで買ってもらうことを見越した発想はビジネスのこともしっかりと考えているってことだね!」
その後も、作成したアイデアブックについて話は膨らみ、
Yくんは一つひとつのアイデアの解説を熱心にしてくれました。
せっかくの取り組みをこのままで終わらせるのはもったいないと考え、
もっと深いところまでアイデアを掘り下げてもらおうと思いました。
「たくさんの人に必要とされるためには、
これらの商品がどのように人々の生活を変化させていくのか、
もっと具体的に考えてみよう!」
そう私が提案すると、さらにYくんのやる気がアップしたのを感じました。
「認められた!」と感じること
Freewill学習塾では、アドラー心理学を取り入れています。
そこでは、自己肯定感を高めることを大事にしています。
自己肯定感を高めてもらうための1つの手かがりとして、
今回のYくんのように、自分が認められていると感じてもらうことは重要です。
今後も、生徒さん一人ひとりと向き合って、
勉強はもちろん学力とはまた別のパワーがみなぎる場所。
Freewill学習塾を、そのような居場所にしてあげたいと思っています。
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